柚子桃ジャムでべーかりん本を初めて出したのは、コミックマーケット80でのこと。つまり2011年の夏コミからで、今回の2012年の夏コミ本で一周年となります。
まあ、無事に入稿されればですけどね!
そんな入稿への不安と闘いつつ、どうせなら一人でも多くの人と「べーかりんを楽しみたい!」ということで、新しくブログを設置し特集を組んでみます。
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第一巻表紙。今とは表情の感じも違ってますね。 |
今回は特集の第一回(全四回ぐらいを予定)。
そもそも『べーかりん』とはなんぞや。はっきりしているのは「パンを作るのが趣味の、ほんわかゆうかりん」ということ。
アルティメットサディスティッククリーチャー(通称USC)なゆうかりんとは明らかに違いますが、色々な方の話を聞く限りでは「花映塚の素敵なゆうかりんに、旧作のちょっとぽやっとした部分が加わった感じ」です。
USCも同じゆうかりんを元にしているわけですから、これらは否定し合うような存在ではなく、ゆうかりんの多面性を象徴していると捉えた方が面白いでしょう。現在の幻想郷と旧作の両方に出ていることが、キャラの広がりに繋がっているのかもしれません。似たような境遇のアリスも広く愛されてますよね。
今注目の幽香本はチャりんさんの悠夢シリーズ。他にも紹介したいのですが、もろに脱線してしまうのでここらにして、次の画像を御覧ください。
「これぞ正にべーかりん!」といった具合の絵ですが、こちらは如論さんのべーかりん絵となります。
柚子桃ジャムのべーかりんもこの絵に多大な影響を受け、第一巻『焼けてますよ ゆうかさん』の扉絵でも触れさせていただきました。も焼け(『もっと! 焼けてますよ ゆうかさん』の略称)のときはゲスト原稿までいただき、本当にありがとうございました。
しかし、作中でのキャラ付けは「べーかりん」とはちょっと異なり、パンも含めて好きなものを好きなように楽しんでいるゆうかりん、といった具合になっています。
というのも、如論さんのべーかりんを見るよりも前に、柚子桃版べーかりんの原型となるキャラ付けがされていたためです。
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現存している中で一番古い幽香本用の立ち絵。 |
構成が書いたSSに出てくる、自由気ままに趣味に生きるゆうかりん……それが柚子桃版べーかりんの原型となっています。
構成担当の関連作(東方創想話CGIへの直リンク)
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幽香の風見
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幽香の了見
で、「こういうゆうかりんを漫画にしたいよね」とキャラデザを詰めていたときに、べーかりんの存在を知り、見事にフュージョンを果たしたのでした。
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べーかりんとして形になった、柚子桃ジャム版べーかりん。ベーカリー風見の設定もここから始まります。 |
そんな感じだったので、C80で出されたべーかりん本でしたが、当時は続刊の予定が無かったのです。
次回に続く。