2012年10月28日日曜日

もみー特集・第1回「それはまぎれもなくヤツさ」


書く機会があるようでなかったアイツについて三回ぐらいに渡って書いてみたいと思います。

「もみー」……その珍妙な存在が最初に人目に曝されたのは、風神録本「もりやマ!!」の第2巻でのことでした。守矢神社に射命丸文がやってきたとき、もみーはその姿を現したのです。

「もりやマ!!」第2巻より。天狗の世界は摩訶不思議。

こけしというかテルテル坊主というか、どこか無機質な怪しさがあります。下手な天狗より妖怪らしい気がします。早苗が引くのも無理からぬことでしょう。

加えてこのもみー、食い意地が張っていました。雛の作る激甘料理はもみーにしか食べられません。かといって味覚音痴というわけでもなさそうで、他の人が食べているものも美味しそうに食べます。一般とは評価基準が違うのかもしれません。

「もりやマ!!」第3巻より。良い食べっぷりです。

「もりやマ!!」第4巻より。この食べっぷりを見せられたらほいほい出したくなるのもわかります。
そんなみょうちきりんなもみーは、地上よりも地底、それも地霊殿の住人とは馬が合ったようで、『こちら旧地獄街一丁目』シリーズに出ていた頃には、すっかり馴染んでいました。

「こちら旧地獄街一丁目」第2巻より。「お空ちゃんかわいいよ!」 この時点でもう完全に一員ですね。
この頃に自分の進むべき道を見付けたのか、よりパワフルになっていきました。変態を成敗するのも躊躇しません。

「こちら旧地獄街一丁目」第1巻より。クニへ帰るんだな……お前にも(二次元の)嫁がいるだろう……。
傲岸不遜なその姿は、正に天狗の中の天狗。テングオブテングス。

そんなもみーはこの後、様々な場所で柚子桃ジャムの作品に出没するようになるのですが、それ以外の所にまで顔を出すことになったのでした。

以上、今回は第1回ということでざっとした紹介になりました。

「もりやマ!!」各巻の内容は総集編の「もみやマ?!」に収録されています。「こちら旧地獄街一丁目」シリーズはPixivにダイジェスト版が上げてありますので、そちらを読んでみてください。

どちらも通販では平成24年10月現在だとD-STAGEにのみ在庫があるようです。

それでは次回の更新をお楽しみにー。

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